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書類整理棚

2025.11.07 10:57
その後6年間懐に仕舞う
お題:求と斜森の新卒時代の話・斜森が求を好きになった(好きだと気付いた)きっかけ『私ばっか好きみたいで嫌になる』 という台詞を、特定多数から何度も言われてきた。 俺が世界で一番嫌いな言葉だった。何度かその後に「別に良くないの」と続けたことがあるが、余計面倒なことになるだけだった。 別に、良くないの? 好きが数値化される訳でもないし、同じ熱量で好き合わないと付き合えないという法律もない。付き合っているという事実だけで良くないのか、と思わないでもない。 こんな性格だから俺は異性との関係を長く続けられない、らしい。「求、まーた同じようなミスして」 ストローを甘噛みしながら片手でキーボードを弄っていると、空間の片隅から気になる言葉が聞こえてきた。気になってちら...
2025.11.02 10:42
一宮家の様子がおかしい5兄弟
お題:ゴコイチ兄弟パロ※みんな一宮姓。下の名前で呼び合っているので頑張って覚えてね二井→虎太郎 三好→叶斗 四ツ谷→天音 五藤→空良※みんな一宮家の兄弟なので、元の世界線のそれぞれのきょうだいはいない設定(三好のお姉ちゃんたち、五藤の妹、四ツ谷のお兄ちゃん)※特別裕福な家というわけではないので、二井もこの世界では一般的な男の子です※一宮(22)、二井(20)、三好(18)、四ツ谷(17)、五藤(15)の年齢設定になっています※一宮のお母さんがとにかく凄い人ということで1 世の中にはありえない家族がいる。例えばうちのことである。 まずうちのお母さん、一宮宮子。初手嘘みたいな名前だけど本名だ。19歳で、俺──一宮守を産んだ。かなり早い方だと思うし、実際授業...
2025.10.26 08:51
俺ご都合ラブらないトリップ 2
一周目/一年六月 ごつラブの六月のイベントといえば、体育祭。今日は体育祭当日だ。 全生徒がグラウンドに集まり、種目の準備をしたり準備体操をしていた。「大地くん走らんの?」 金江が100m走に出るので、興味本位で俺も待機列まで着いていくと、隼土もいた。隼土はみんなとは違う格好をしていて、手にバインダーとペンを持っていた。「走れないんだって。100mでもこういうガチなのは遠慮しとく」「残念やなー。見たかったなあ」「隼土も出ないの?」「俺辞めたけど一応陸上部って扱いらしい。やからスタッフな。大地くん走るのは見れんけど、みんなの競争見れるのは楽しみやなあ」「みんなね……」 隼土に言われて待機列を確認すると、金江以外にも泉水と春火がいた。三人は集まってぽつぽつと...
2025.10.26 08:47
俺ご都合ラブらないトリップ 1
J庭58のために書いた新刊です。無料公開は途中までとなっております。完全版はBOOTHで販売しております。
2025.10.26 08:05
あなたのための精神的仮病
お題:自身が病弱なことを逆手にとってグイグイ迫る攻め×真面目な受け1 俺は昔から体が弱く、ありとあらゆる病や体調不良を一年間でコンプリートしてしまうくらいの免疫の無さだった。季節の変わり目には確実に風邪を引くし、低気圧で頭はやられるし、いろんなアレルギーにひっかかるし、勿論流行り病にも誰よりも早く感染する。 特に俺の小さい頃は病弱そのものだった。 遡ること、小学五年生のとある夏休みの日。 その日は内輪の中で大事な日だった。 お盆前の、いろんな家庭が親戚の家に遊びに行ってしまう前に、俺の幼馴染であるトモはクラスの友達を招集しようとしていた。 トモが何を企んでいたのかと言うと、校区外の廃ホテルの探索だった。 当時校区外に有名な廃ホテルがあり、そこの一室にあ...
2025.10.23 10:00
優しさ2割友情3割下心5割
お題:休日に黒野・漆・夜差・木闇が出会くわしてそのまま過ごす(※時間軸は本編後くらいです)1「おじゃましまァーす」「!」 高二夏休み、リビング、麦茶にて水分補給中。 その声の周波数がどうも脳と心にひっかかり、コップを台所の上に置いて咳き込んだ。最悪の予感。俺は最悪を予感するのだけは得意だ。「お前んち相変わらずホラーハウスだよな」「うるせえなそれ親の前で言えよ」 玄関から扉を隔ててもここまで聞こえてくる無遠慮な声。両親がいなくてよかったな。両親がいないからこそこれだけ失礼になれるのか。ちなみに俺の家は古い市営住宅で、近所の人からクロユリ団地と呼ばれているから、こんなに失礼なことを言われる理由も分かる。 ここで重要なのは、最悪の気配を察知したからと言って、...
2025.07.13 03:03
【一宮だけ女体化】1mmもないけど、0.9mmならあるかもしれない話
お題:一宮だけ女体化⚠注意⚠・一宮だけ先天性の女体化です・男×女です・が、全くいちゃついていないし嫌われてます・都合上陰キャどもの黒野も女の子になってもらってます
2025.07.07 13:00
プリンは今度作ってください
お題:主人と執事もの(独自設定 使用人×主人)1 貴族から華族へ名前を変えた上流階級や、莫大な資本・資産を有している財閥は今もなお日本に残っている。それらは日本のトップに立ち、政治や経済を動かしている。平等な世の中ではない。明確に身分の差は存在する。 俺、石井爽(そう)は、鳳(おおとり)財閥の第四子、鳳希一(きいち)様の専属の使用人として仕えている。「暑い」「暑いですね」「おかしいだろこの暑さは。まだ七月だぞ。八月はどうなるんだ」「じゃあ送迎を付ければいいじゃないですか」「運動不足で僕の美しさが曇ったらどうするんだよ」「鳳家から学習院までたったの500mほどじゃないですか……。歩いても歩かなくても変わらないです。変に意地張らないで車を出してもらいましょ...
2025.06.17 11:30
思考難読S級愉快犯S
お題:顔のいい獅子倉に振り回される早乙女(獅子倉視点)※謎世界線です。1 ごちんっ「え」 柔らかさとかぬくもりより、まず痛かった。己の唇が前歯に思いっきり当たった感覚は、想像してよりも遥かに痛かった。 お互いにタイミングが悪かっただけだとは思う。俺は落としたスマホを拾おうとし、彼は先生から受け取ったであろうプリントを注視しながら歩いていた。それも、廊下の際際。そこまで端に寄らなくてもいいよと声を掛けたいくらいの廊下の端っこを、彼は足元を見ずにフラフラと。そして、歩いている先には生徒が部活で使っているであろうエナメルバッグが鎮座していた。彼がそれに足を引っ掛けるタイミングと、俺がスマホを拾って体を起こすタイミングがバッチリと被ってしまった。その結果の事故...
2025.06.08 13:41
【女体化】一宮、99%の好意に気付け(ない)
お題:ゴコイチ女体化(全員)、五藤がメラメラ⚠注意⚠ ゴコイチ女体化のにょたゆりです。 女子高設定です。 苦手な方は見ないでね。
2025.06.04 06:56
たくみくん、僕のこと守って
お題:ぼんやり大人しい弟×過保護な兄1 あまりにも現実主義すぎる両親の元に生まれたがゆえ、俺は三歳の時に抱いた「バクオンジャーになる」という夢を数日の内に諦めたらしい。そんな職業はない、と言われたから。その数日後に掲げた「宇宙飛行士になる」という夢も却下された。現実味がないと。その後も俺はなにをヤケになったのか、三歳が考えうる最大限の夢を両親に提案してみたが、全て没案になった。公務員とでも答えればよかったのだろうか。 そんな中、数ヶ月後に俺のたった三年しか生きていない人生を変えてくれる出来事が起こった。俺に、弟ができたのだ。 普段感情の起伏があまりない母が、その腕の中に産まれたばかりの小さな生命を抱いて、珍しくも柔らかく微笑んだ。「巧も今日からお兄ちゃ...
2025.04.30 01:30
五藤くんって、もしかしてヤバい人なのかもしれない。
1 私、中野さやか十七歳。高校二年生。サッカー部のマネージャーをしている。運動は好きだけどサッカー経験はナシ。なんなら高校はバイトに励もうと思っていた私が何故サッカー部のマネージャーをしているかと言うと、一目惚れをした男の子がサッカー部にいるから。「お疲れ様ー。破れてたボール替えてくれたの中野さん?」「あっ! 五藤くんお疲れ様! うん、先生が部費で買ってくれたから」「そっか。ありがとう」 話題の人物は部活後、帰る間際に私にわざわざ声をかけてくれた。嬉しくて心臓がぎゅんぎゅんする。これのために私はマネージャーしているのだ。 私の好きな人、五藤空良くん。爽やかすぎる整ったお顔と、高い身長と、全方位に思いやりのある男の子。こんなにかっこいいのに鼻に付く感じが...

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