レポートというか本当に日記なので、ただ私の楽しかった記憶しか書いていないです。
最初らへんとかほぼJ庭関係ないです。
・3月9日(前日)
フツ〜に仕事だったので、仕事終わりにそのまま東京に向かいました。
私が東京に行くこと自体は会社のみんな知っていたので、上司が気を利かせてくださって
「いとちゃん明日東京やし早く上がっていいよ!」
と言ってくださり、
そんな、悪いです!とか、いや、全然大丈夫です!とかが一文字も頭に浮かばず、0.5秒後には、
「やったー!!ありがとうございます!!!!!!(特大かぺかぺの笑顔)」
と答えていました。一回くらいお世辞でも断ればよかった。
上司は笑っていました。優しい人でよかった。イベントの前後休み取れなかったけど許しました。
そして電車で東京に向かい、売り子をしてくれるあぐちゃんと合流!
あぐちゃんとは…?↓
あぐちゃんは高校の時私と同じ部活で、高2の時に大会で北海道に行ったんですが、
北海道のホテルの部屋決め(完全くじ引きのランダム)をする時にあぐちゃんが
「もし同じ部屋になれたら暴露話をする」
と私に宣言してくれました。
あぐちゃんにメリットがなさすぎる。
あぐちゃんは高2で途中入部した子だったし、クラスも違ったので、この頃私はあぐちゃんとまだ仲良くなりたてでお互いのことをよく知らなかったです。ただ、何か…自分と近しい何かを感じていました。
そして運命の部屋割りくじ引き____見事に私とあぐちゃんは同じ部屋に。
私とあぐちゃんが同じ部屋になる確率は、計算してみたら大体6%くらいの確率でした。怖いよ。
そして宣言通りあぐちゃんが暴露してくれました。
あ「私オタクなんやけど…」
私「なんとなく感じてた…」
あ「blを嗜む系のオタクで…」
私「え!?!?!?!?私もですが!?!?!?」
あ「え!?!?やっぱり!?!?」
やっぱりって何〜!!!!!!!!類友ってこと〜〜〜〜〜〜????
こんな運命的な繋がりのあるあぐちゃんですが、なんと今現在ビッグサイトの結構近くにお住まいなので泊まらせていただき、売り子もやってもらうことになりました。あと作品に関してもちょっと手伝ってもらいました。ありがとうあぐちゃん。
あぐちゃんと久々に対面すると、髪の毛が出版業界の人とは思えないほど明るくて思わず笑っちゃいました。以前明るい髪色は会社的にアウトと聞いていたのに。
私の会社は髪の毛なんでもオッケー(アフロの人がいるくらい)なので、私もまあまあ明るい髪色なんですが、それくらい(それ以上)でした。
私「その色流石に怒られん?」
あ「怒られとるよ。でもそれが『その色は明るすぎるからダメって上の人が言ってるらしいよ〜』みたいな、間接的な怒られやから、直接言われるまでやったる」
あぐちゃん、マジでマインドが強気のギャルすぎる。
あとあぐちゃんは東京駅で会った時、モコモコのアウターを着ていたんですが、
あ「これ脱いだらどエッチ忍者みたいな服着とるけど気にせんといて」
と言っていました。いやめちゃくちゃ気になるやろそんなの。てかどエッチ忍者って何?
マジでどエッチ忍者やんけ!!!!!
ちなみに直前までライブに行っていたそうです。タフすぎ。出会えたの22時前とかでした。
そしてあぐちゃんの家の近くの居酒屋で前夜祭をすることにしました。
この移動中も「後で話したいホットトピックスがあるから」とあぐちゃんは言っていました。あぐちゃんのこのエンターテイナー精神なんなんだろう。
私たちが行ったお店ははちゃめちゃに美味しい鳥料理屋さんでした。
はちゃめちゃに美味しかったです。
ちなみにあぐちゃんのホットトピックスその1。
あ「私実はVログ投稿しとんやけど」
私「エーーーーー」
VログってあのVログ?
YouTubeを見せてもらったらあのVログでした。
オタクのゆるゆるVログでした。
しかもそこそこ再生数伸びててビビりました。
一番仲良いと思っている友達が知らぬ間にVログ始めてたらビビりますよね。
取れ高作らな!と思ってやった乾杯のパフォーマンス↓
蛙の激早錬成。絶対使ってね。
あぐちゃんのホットトピックスその2。
あ「私ってほんまに思想が強すぎる厄介オタクやんか」
私「そやな」
あぐちゃんは普段二次創作のROM専の人。
まっっっっじで自カプへの思想強いめんどくさいオタクです。
安直な流れのエロやメスすぎる男は厳禁、一周回って手も繋がんみたいな話が一番エロいみたいな考えの人間です。
あ「解釈違いを見つけては荒れ狂う日々やったんやけど、『俺が正しい思想と解釈を広めな!』って思うばかりで」
私「宣教師?」
あ「遂にこの間、6千文字の小説書いて投稿した」
私「え!?!?!?!?!?!」
あ「しかもそれがまあ結構…そこそこ…かなり数字が伸びてしまって…」
私「え!?」
あ「で、『やっぱり私と同じ思想の人いっぱいおるやん!』ってなって」
私「うん…」
あ「今次の作品書いとる。ちな現時点で6万字で半分」
私「(爆笑)」
全部面白すぎ。
一番仲良いと思っている友達が知らぬ間に二次創作始めてて数字伸ばしてたらビビりますよね。
しかも処女作6千文字で、次の作品書いたら半分の時点で6万字なことある?何があったら10倍以上の文字数に膨れ上がるの。極端すぎん?
私「どうやって書いとんの?」
あ「ほんっまに細かいこと考えてなくて、ただ思いつきで上から書いてって、それらしい要素を適宜散りばめといて、話進めていく上でその要素が回収できそうやったら回収しとる。やからこんな文字数になった」
私「私と一緒すぎ〜(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)」
ほんまに類友でした。話の書き方まで似てた。
ちなみにあぐちゃん、前述した通り出版・編集に携わるお仕事をしているので、数字が伸びるのはもう確定事項みたいなもんです。逆になんで今まで創作活動してこなかったんだろうというくらい。そして更にちなみにあぐちゃん、絵も上手いです。
こんな感じであぐちゃんとの絆(?)を更に深め、その日はあぐちゃんの家に泊まらせてもらって就寝。
当たり前のように日をまたぎました。
〜深夜1:30〜
あ「全然眠くない」
私「私も」
私はJ庭の緊張で全く眠れなかったです。あぐちゃんはライブ終わりで疲れていたはずなのに、何故か眠くなさそうでした。
あ「2時になったら目つむるから…」
私「流石に寝よな…」
〜深夜2:30〜
あ「なあ、なんちゃらの悪魔何秒上陸ってチェンソーマンのネタやっけ」
私「うん…」
あ「…」
私「…」
あ「私やったらなんの悪魔かな…『解釈違いの悪魔、二十数年上陸』」
私「おりすぎおりすぎ」
あ「解釈違いの人に私の解釈を教えていく悪魔。『8000人 解釈一致』」
私「もう寝よ」
結局寝たの3時とかでした。
信じられないことに、高校の頃から本気でこんな会話しかしてないです。
・3月10日(J庭当日)
当日!遂に来た!!!!!
緊張で起き抜けから心臓バクバクでした。
もともと世の中の事象すべてに緊張できてしまうタイプで、お店に行って店員さんに話しかけるのも緊張するし、美容院の予約するのも緊張してしまう派です。
もう既に行きの電車の中で、サークル参加に必要な持ち物を1つ家に忘れて来たのは気付いていたので、他にも何かとんでもない忘れ物や、やらなきゃいけないけどやっていないことがあるんじゃないかと死ぬほど不安になっていました。
そもそも入場できるのか、入り口で謎に入場拒否されないのか…。全部初めてだったので、しなくていい心配ばかりしていました。
あぐちゃんはこの日何を着るかあらかじめ決めていたようで、
あ「どスケベタイツ履くけどいいかな?」
と私に確認していました。
昨日に引き続いてなんだこの女は?
どスケベタイツでした。
ゆりかもめに乗車し、そわそわが止まらない私。あぐちゃんはこの周辺歩きの手練手管なので、ただ私はあぐちゃんについていくだけでした。こっち行くと遠回りになって無駄に歩くとか、帰りはこっから帰ってとかいろいろ教えてくれましたが、正直あまり記憶していないです。
私「ヤバい…緊張する…」
あ「大丈夫大丈夫!中入れさえすればなんとかなるって!」
私「一冊も売れんかったら、一緒に笑ってくれ」
あ「じゃあ一冊売れたら一緒に踊ろっか」
踊るとは…?
あぐちゃんはVログのため車外の風景を撮影していました。
私の手元も撮ってくれました。
蛙の激早錬成。絶対使ってね。
何はともあれ隣に強い味方がいることだけを今唯一のお守りにして、会場であるビッグサイトに向かいました。
ビッグサイト!!!!!!!!!!!
当たり前ですが、ツイッターとかで見る写真そのまんますぎて「これこれ〜!」って声出ました。(私は今だにツイッター呼びから抜け出せない人間です)
本物のビッグサイトを前に緊張が加速。
何も分からなかったので、とりあえず人の流れについて行きました。
とにかく人人人。
あ「この人たちみんな腐女子やって思うと感慨深いよな」
確かに…!世の中にはこんなにblを嗜む人がいるんだ。心強いですね。
そして遂に入場。意外とスムーズに進めてめちゃくちゃ安心しました。
ひとまずサークルとして無事に入場できて、なんかもうそれだけで肩の荷が降りました。
これでスペースなかったらウケるね、とか、本届いてなかったらウケるね、とかいろいろ心配ばかりしていましたが、結局全部杞憂でした。何事も初めてしまえばどうにかなる!
いただいたスペースに行き、印刷所さんからビッグサイトに届けていただいた本を運び、いざセッティング!
入稿した本の完成形を見ていなかったので、まず先にチェック!
きゃー!!本になってる!!!!!
(その場で本の写真を撮るという脳がなかったので、今ベッドの上で撮りました)
可愛い!可愛い!!本になっているという事実だけで可愛い!!!!
書いた小説を本にするということ自体初めての試みでしたが、本の表紙を描くということも初めてでした。販売当日になるまで現物を確認できないことがもの凄く不安でしたが、印刷所さん凄い!色も綺麗!可愛い!!
あ「え〜〜〜😭カワイイ〜〜〜😭」
私「カワイイね〜〜〜😭」
ここ数ヶ月常に不安状態でしたが、もうこれだけで満足しました。
ちなみにこちらは、脱稿したての時嬉しすぎてあぐちゃんに送ったライン↓
全てを最大限の「褒め」と「盛り」で肯定してくれるあぐちゃん。オタクはすぐ話盛る。
そして見よう見まねでスペースをセッティングし、あぐちゃんに適当にレイアウト頼む!とお願いして、設営完成!
できちゃったよ…スペースが…。
完成して安心したので、普段仲良くしていただいている神にご挨拶をしに行こ…と思ったら、神々がわざわざ私のスペースにまで来てくださいました。私の馬鹿!!!
すみません、この神創作者様方とお会いした時のこと、興奮と感動でかなり記憶が飛んでいます。ただただ覚えているのは、スペースを見て私が赤ちゃんになったくらいべた褒めしてくださったことと、たくさんの差し入れをいただいたことと、皆さんすべからく美しくて可愛くて可愛くて可愛くて優しかったこと…。やっぱり神作品を投稿し続ける方は中身まで素晴らしいな、と再確認させられました。本当に幸せ空間でした。
私「みんな綺麗で良い方やった〜〜〜😭」
あ「綺麗やったねぇ!!!」
私「あんなの恋しちゃうよ…」
まだ始まっていないのにこの幸福度は一体なんでしょうか。
これで開場しちゃったら私幸せすぎて荒れ狂うのでは?
いやそもそも売れるのか…1冊だって売れない可能性は無きにしも非ず。
まあでも売れなかったら売れなかったで、もう既に楽しかったから良いや♫
と、神々との邂逅は私の気持ちを向上させてくださいました。
そしていよいよ開場!!アナウンス終わりにみんながパチパチし出したので、私とあぐちゃんもつられて拍手。これ良い文化ですね!
開場するや溢れるお客さんたち。みんな壁サーに向かうよね!
お客さんもすっごい楽しそうで、その様子を見てるだけで私も楽しかったです。
空き時間はとにかくあぐちゃんと緊張がほぐせる話ばかりしていました。
次のネタは何にするか、あぐちゃんの強思想(つよしそう)解釈、私の姪っ子の話、お客さんの可愛いバッグの話、高校の時一緒の部活だった同じく腐女子で特殊性癖の後輩の話…。
隣に高校からの友達がいるって最高ですね。何があっても楽しかったです。
そして待つこと数分。
遂に!
遂に!!
お客さんが!!
「新刊1冊ください!」
わああああ!!!!!!!!
嬉っ…嬉っ…!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
1時間くらいは暇な覚悟だったので、なんかもうあぐちゃんも私も嬉さのあまりパニックでした。
買ってくださった方、去り際に応援コメントまでくださって…。そんなっそんな笑顔でさァ…!?!?!?!?!?!?!?
私「あんなの恋しちゃうよ…」
あ「よかったねえ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
恋しちゃいました。ちなみに買ってくださった方全員に思ってました。激キモ思考本当に申し訳なかったです。
私もあぐちゃんも喜びに咽び泣きました。1冊売れた!
あ「よし、踊ろう」
私「え?」
言うやいなや肩で独特のダンスをするあぐちゃん。え…そんな…なに…?
見たこともない動きでした。
私もマダムみたいなノリ方で一緒に踊りました。
その後も1冊売れるごとに喜びを踊りで表現していました。絶対前のスペースの方に見られていましたが、嬉しすぎて全く気にならなかったです。
今回私が出した本は、決して安いと言い切れない値段で、さくっと買って読んでみようができるタイプの本ではないことは重々承知していました。しかも初参加、まだ創作活動を初めて数年の若輩者、応援してくださっている方がすっごく多いというわけでもない…。だからこそ私の本を手にとっていただけることがめちゃくちゃありがたかったです。
ツイッターのフォロワーさんもお声をかけてくださったり、差し入れやお手紙もいただいたり…。あったかい方ばかりでした。1年間で受け取る褒めの量を超えました。本当に幸せすぎました。
ちなみに10冊売れた段階のあぐちゃんのメモ書き↓
これはあぐちゃんがもぐもぐタイムの時、口の中にパンを詰め込みすぎた時の筆談メモ↓
売るのも楽しいけど、やっぱり会場内を見て回りたい!
一人ずつ交代で見て回る案もありましたが、あぐちゃんと感想を言い合いながら回りたかったので一旦席を外しました。
あぐちゃん作の置き書きメモ↓
可愛い。
ちなみにあぐちゃんは自分の文字を
「エロ漫画の擬音みたいな形の文字」
と言っていました。そんなことないよ。
あぐちゃんと会場を練り歩き。
私は完全に電子派なので本をその場で買うことはできなかったのですが、
この方があの方…!実在するんだ…!この絵可愛い〜!この作品絶対あとで買おう!とど興奮しながら見て回りました。
ちなみに可愛いと反応する作品やポスターがあぐちゃんと全く一緒で面白かったです。
本当に類友でした。
あぐちゃんは本当に死ぬほど可愛い絵が描けるのに全然描いてくれないので、いつしかご紹介したいです。
そして13時半くらい、あぐちゃんはライブのため解散…。
両日ライブ参戦の忙しい中、私の初サークル参加のために手伝ってくれました。
凄い!優しい!タフネス!ありがとうあぐちゃん!
もし次があるのなら、もう少しあぐちゃんを売り子として活躍させられるように私が頑張りたいです!
あぐちゃんが帰り、その後もお客さんがちらほら来てくださいました。
さっき試し読みをしてそのまま1話丸々読んで、今購入を決めました!と言う方がいて涙出そうなくらい嬉しかったです。
あと隣のスペースの方もご購入くださって、なんて優しい方々に囲まれたんだ!と思いました。全ての運が良かったです。
そして終了の15時。アナウンスが流れて会場から拍手が。良い文化ですねですね!
私はあぐちゃんがいてくれたことのありがたみを噛み締めながら、寂しくお片づけをしました。容量が悪すぎてめちゃくちゃ時間がかかりました。何回も物を移動させてはまた違うところに移動させ、落として、また移動させ…みたいな繰り返し。才能ないです。
なんとか片付けて本の配送も終え、いざ撤収。
とにかく楽しかったし幸せでした。
ありがとうビッグサイト。ありがとうJ庭。ありがとう運営に携わってくださった全ての方々。ありがとう私のスペースに足を運んでくださった全ての方々!
反省点はたくさんあるので、またJ庭リベンジしたいです。
通販もするので、よろしければ何卒〜!!
※3月12日の22時頃から販売します!
【通販ページ】
おまけ
私・あぐちゃん・高校の時同じ部活だった異常性癖の後輩のライングループがあるんですが、J庭終了後そこでのやり取り。
この後輩を私とあぐちゃんはオタサーの姫のように可愛がっているんですが、
その子が売り子してみたいと言ってくれたのでいつか連れて行きます。
以上、J庭55サークル参加わくわく日記でした!
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